家庭など生活の場で、食べる、摂食、嚥下(えんげ=飲み下す)機能が低下した高齢者のための食事です。

 介護食の主な条件は

 (1)誤嚥(ごえん)や窒息を起こさない。

 (2)栄養や水分を維持できる。

 (3)おいしく、のどごしよく食べられる。

 の3点です。

 従来は、高齢者の食べやすさを考えて「刻み食」や「ミキサー食」にするという考え方でしたが、かえって誤嚥につながりかねないことが分かってきました。しかも見た目も味も悪く、楽しみであるはずの食事が味気ないものになり、必要な栄養も確保することができない心配もあります。

 どのようなものが食べやすいのかを考えた結果、

  (1)軟らかく

  (2)口の中でまとまりやすく

  (3)スムーズに飲み込めるもの---

 ということに行き着きました。最近は介護補助食品の充実によって、味も見た目も食べる人に喜んでもらえるよう、工夫できるようになりました。